カメムシは甘く熟した果物や植物の香りに引き寄せられやすい性質を持っています。
こうした匂いは、カメムシにとって「食べ物がある」ことを知らせるサインのようなものです。
そのため、特定の匂いが漂っている場所には集まりやすくなります。
今回は、カメムシが好む匂いやその特徴について説明し、侵入を防ぐ方法や撃退策を紹介します。
実生活で役立つ対策を取り入れて、カメムシに悩まされない生活環境を守りましょう!
カメムシが好む匂いとは?理由とその性質
カメムシが特定の匂いに引き寄せられる理由には、甘く熟した果物や植物の香りが大きく関係しています。
カメムシは特にトマト、キュウリ、ナスなどの野菜や果物の香りに敏感で、これらの匂いが「食料の手がかり」として働きます。
また、熟した果物や野菜だけでなく、観葉植物や汗の匂いにも引き寄せられることがあります。
カメムシは触角にある嗅覚器官を使って匂いを感じ取り、食べ物がある場所や繁殖に適した場所を見つけて移動します。
そのため、特定の匂いがする場所に集まりやすいという性質があるのです。
カメムシを引き寄せないための基本的な対策
カメムシを寄せ付けないためには、まずカメムシが好む匂いを抑えることが重要です。
以下のような対策を実施することで、カメムシの侵入や集まりを防ぎやすくなります。
室内での匂い対策
熟した果物や野菜の香りは、カメムシを引き寄せる原因になります。
果物や野菜は、冷蔵庫や密閉容器に入れておくようにしましょう。
また、観葉植物を室内に置く場合も、定期的に手入れして香りが漂わないようにすることが効果的です。
隙間をふさぐ
カメムシは小さな隙間から侵入します。
窓やドアの隙間、換気扇周りなど、侵入しやすい場所を定期的に確認し、隙間をふさいでおきましょう。
屋外の匂い対策
庭やベランダでガーデニングをしている場合、特に果実や野菜の収穫期にはカメムシが集まりやすくなります。
収穫したらすぐに片付け、土や肥料の匂いが強くならないよう気をつけましょう。
家庭で簡単にできるカメムシ対策
カメムシが寄りつきにくくするためには、身近な素材を活用する方法が効果的です。
以下のような工夫を取り入れて、カメムシを寄せ付けないようにしましょう。
- ハーブの活用:カメムシは強い香りが苦手です。バジルやミント、タイムなどの香りの強いハーブを植えたり、乾燥させたハーブを窓や玄関に吊るすと、カメムシが嫌がって近寄りにくくなります。
- 防虫スプレーの自作:ミントやラベンダーのエッセンシャルオイルを使って防虫スプレーを作り、窓枠や玄関に吹きかけると効果的です。エッセンシャルオイルは自然由来で安全性も高いため、家族にとっても安心です。
- 黄色い光を避ける:夜間の照明に黄色い光を使わないようにすると、カメムシが集まりにくくなります。LEDの青白い光を利用することで、カメムシが引き寄せられにくくなります。
- ガーデンネットの設置:庭で野菜や果物を育てている場合は、カメムシ対策用のネットやカバーを設置すると良いです。特に収穫期には、ネットで植物を覆うことで、カメムシによる被害を防げます。
日常生活でできるカメムシ予防の工夫
カメムシを防ぐには、日常的な習慣や生活環境の改善も効果的です。
以下のポイントを意識して、カメムシが住みつきにくい環境を作りましょう。
定期的な掃除
カメムシは室内の観葉植物や食べ物の匂いにも引き寄せられやすいため、部屋の掃除をこまめに行いましょう。
キッチンやリビングなど匂いが発生しやすい場所を清潔に保つと、カメムシが集まりにくくなります。
隙間対策の強化
カメムシが侵入しやすい窓やドアの隙間をしっかりとふさぎましょう。
換気をする場合でも、網戸をきちんと閉め、目の細かいネットを使用するなど工夫すると効果が上がります。
洗濯物の取り扱い
屋外に干した洗濯物にはカメムシがつきやすいため、取り込む前にカメムシがついていないか確認する習慣をつけると良いです。
香りの強い柔軟剤は、できるだけ使わないようにするとさらに効果的です。
庭の清掃
落ち葉や植物の残りカスが庭にたまると、カメムシが住みつきやすくなります。
定期的に庭を掃除し、落ち葉や枯れた植物を片付けることで、カメムシが集まりにくくなります。
まとめ
カメムシを寄せ付けないためには、まずカメムシが好む匂いを理解し、それを減らす対策を行うことが大切です。
食材や観葉植物の管理、窓やドアの隙間をふさぐ工夫、そして嫌いな香りを利用した撃退法など、さまざまな方法があります。
カメムシが好むニオイは、人間が生活していく中で発生しやすい匂いが多いのでゼロにすることははっきり言って無理です。
匂いをなくすことはできませんが、カメムシが寄ってこないように匂いを隠すなどの注意はできるので、できるだけ気づかれないように生活するといいかもしれませんね。
いつもは無理なのでカメムシが多い時期だけ気を付ければいいと思います。
コメント