カメムシが動かないから死んでると思って誰かが処理するまで見て見ぬフリしてたら、いつの間にかいなくなってた。
なんてことがよくあります。
あれは多分「死んだふり」。
気温が低いと動かなくなるカメムシですが、死んだふりなのかが判断できないんですよね。
動かないカメムシをどうしたらいいのか、冬はカメムシが冬眠するから安心していいのかについてご紹介します。
カメムシが動かないのは死んだふり?
使わない部屋に多いんですが、カーテンについていたり窓の桟(さん)や枠にカメムシがずっといることがあります。
ほっとくと数か月間全然動かないから、死んでるのかな?と思いますよね。
カメムシが動かないときは
・死んだふりをしている
・本当に死んでいる
どっちのパターンもあります。
パッと見た感じでは生存確認ができないので、対応に困るのではないでしょうか。
動き出す可能性があるので、動かないうちにガムテープで貼り付けて捨てるか、ティッシュで包み取って外に放り出すのがいいでしょう。
ひっくり返って数日間動かない場合は、ほぼ生存確率はゼロです。
それでも死んだふりをしている場合もあるので、掃除機で吸ったりするよりも、臭いの出ない方法で処理してください。
生きていた場合、掃除機で吸ってしまうと、排気口からあの臭いにおいが排出されてしまいます。
カメムシがじっと動かないのは越冬かも
カメムシは成虫のまま冬を越す虫です。
寒い冬は活動的ではないので『できるだけ動かずにひっそりとすごす』ことが多いです。
動かないとはいっても、“冬眠”するよりも“越冬”しているようなんですよね。
冬眠 : 冬の間ほとんど寝て過ごす
越冬 : 暖かい環境を探してそこで冬を過ごす
多くのカメムシは気温が15℃以下になると越冬できる場所を探します。
その時、家の窓の隙間や雨戸の中に入り込むことがあるんです。
暖かい日に家やマンションの壁に張り付いているカメムシが家の中に入り込んでくるのは、越冬場所を探してのことだと思われます。
凍らすジェット冷凍殺虫 殺虫スプレー [300mL]
これをみると『カメムシの越冬準備か』と思うんですが、とにかく量が多すぎて気持ち悪いです。
それがちょっとずつ、暖房で温まった部屋に侵入してくるのがホントに嫌!!
越冬中のカメムシ、温かいと動き出す
冬眠ではなく越冬中のカメムシは、ちょっと暖かくなると動き出します。
部屋に近い窓枠にいるようなやつは特に、暖房のきいた室内に入り込んできます。
寒い部屋だと元気がないんですが、ちょっと温まると真冬でもめちゃくちゃ活発に飛び回ります。
ホントに迷惑。
カメムシは気温が低いと死ぬ?
カメムシは気温が低いという理由だけで死ぬわけではなさそうです。
カメムシの活動する気温ですが、15℃を超えるとかなり活発に活動します。
逆に15℃以下になると動きが鈍くなります。
10℃以下にもなると越冬準備のためか、ほとんど外では見かけなくなります。
気温が下がっただけでは活動が停止しているだけ、
そのまま体力が低下した場合、フリーズしたまま死んでしまうことはあります。
室内に入り込んだカメムシを雪の中に落としたことがあるんですが、暖かい日だといつの間にかいなくなっていました。
真冬でも日当たりが良ければそれなりに活動できるんですよね。
カメムシの駆除スプレーがありますが、これもいきなり殺虫できるわけではなく“仮死状態”にするものです。
動かないようにして、そのすきに処理するためのスプレーです。
おわりに
家の周りが山や畑、田んぼばかりなので、毎年春と秋にはカメムシが大量に発生します。
カメムシが秋に多い年は暖冬とか雪が多いとか言われてます。
窓枠と雨戸に大量にくっついているので、大掃除のときスルーしちゃうんですよね。
寒いのにカメムシと無駄な争いをしたくない。
動かないカメムシは全部「死んだふり」をしていると判断した方がいいと思います。
生きてる前提で処理すれば、困ることはありません。
動きが鈍る寒い日に一気に駆除するか、寒くなる前に窓枠や網戸に忌避剤を使うことをおすすめします。
忌避剤は効果があったという口コミもあれば無かったという口コミもあるので、自分の地域のカメムシに有効かは一度使ってみるしかないようです。
緑色のカメムシに効いて茶色のに効かないとか、相性みたいなものもあるんでしょうね。
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