虫よけや虫刺されのかゆみ止めに使える自家製のドクダミチンキ。
ホワイトリカーなどに漬けておくだけで作れる手軽さもあって、庭にドクダミが生えているお家ではけっこうチンキ作りは定番なのではないでしょうか。
作ったことがない場合、簡単に作れると言われているドクダミチンキも失敗することがあります。
初めてだからしょうがないですが、失敗すればドクダミは0円でもホワイトリカーは痛い出費になってしまいます。
そこで、ドクダミチンキで失敗するときの原因をまとめてみました。
ドクダミチンキで失敗する原因
ドクダミチンキ作りで失敗する原因には次の2点があります。
- 乾くまでにカビが生える
- アルコール度数が低い
どくだみにカビが生える
生のドクダミを使ってドクダミチンキを作る場合は、この失敗はありませんが乾燥させる作り方の場合はカビに注意が必要です。
完全に乾くまでに葉っぱに白っぽいカビが生えてしまうことがあります。
もったいなくて残念ですが、飲んだり肌につける予定のドクダミチンキ作りにはカビの発生したドクダミの葉は使えません。
乾燥した葉を使ってドクダミチンキを作る場合、ドクダミを洗ったあと水分が無くなるまでカラカラに乾かします。
理想的なのは2日でカラッカラに乾燥させてしまうことです。
素早く水分をなくすことでカビの発生を防ぎます。
梅雨で雨続きでは湿度が高く、2日間で乾かすのは難しいかもしれません。
アルコール度数が低い
ドクダミチンキ作りでどくだみを漬けるのに使うのは、度数40前後のアルコールです。
焼酎やホワイトリカー、ウォッカを選ぶ人が多いです。
日本酒で作ることもありますが、この場合は「ドクダミチンキ」とは呼ぶことは少ないです。
虫刺され用などではなく“化粧水”として使うために日本酒を使っていて、「ドクダミの日本酒漬け」であったり「ドクダミ化粧水」と呼ばれることが多いです。
ドクダミの日本酒漬けは美白効果に期待できるということで人気があります。
お酒の材料間違い
ホワイトリカーやウォッカなど度数高めのお酒を使いますが、間違ってリキュールを使ってしまうということもあります。
お家にいろんな種類のお酒があると間違いやすいので、チンキ作りをするときは気を付けて用意してください使ってしまう間違いを間違えて注いでしまい大失敗
アルコール度数が高い
作り方としては失敗ではないですが、アルコール度数が高いまま使うことで肌がまけてしまうことがあります。
子どもや肌が弱い人、高齢の方だと35度ほどのアルコールでは赤くなってしまうかもしれません。
水で薄めたり最初から大量に使うことはやめて、肌荒れなどがないか様子を見ながら使います。
ドクダミチンキによって反応が出てしまった場合は使用をやめる、異常があれば医療機関を受診するようにしてください。
瓶が消毒できていなかった
ドクダミチンキは瓶に長期間漬けて作るので、瓶は消毒したものを使います。
雑菌がついているとカビる原因にもなります。
使う瓶や瓶のふたはしっかり消毒をして、清潔な手で触りましょう。
瓶の消毒にはいくつかのやり方があります。
- 煮沸消毒
- アルコール消毒
- 電子レンジで消毒(金属のフタは不可)
作る過程で失敗することも
ドクダミチンキに限ったことではありませんが、チンキ作りや瓶詰のジャムなどの保存食品作りではたまに起こる失敗があります。
冷たい瓶にいきなり熱湯を注いだり、熱湯の中に瓶を入れると、割れたりひび割れたりすることがあります。
もし瓶が冷たい場合はぬるま湯で一度温めてから、熱湯消毒します。
ドクダミチンキの失敗しない作り方
ドクダミチンキの失敗しない作り方動画を紹介します。
瓶の消毒は煮沸消毒ではなくアルコール消毒をすると、手間がかからず火傷や瓶割れの失敗も回避できます。
まとめ
ドクダミチンキ作りは簡単ですが、いい加減にやってしまうと失敗の原因にもなります。
- 瓶の消毒
- (乾燥させる場合)ドクダミの水分を早く飛ばす
- アルコール度数は35以上
これらのことに気を付けて、かゆみや虫よけに役立つドクダミチンキを失敗無しで作りましょう!
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