いてこます・いてこますぞの意味は?京都の人も使うのかも聞いてみた | 丁寧に暮らし隊
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いてこます・いてこますぞの意味は?京都の人も使うのかも聞いてみた

いてこますぞ お役立ち

「いてこます」というのは大阪弁?どういう意味?

日常的に周りの人の会話で「いてこます」という言葉は聞きませんが、テレビや映画を見ていて耳にすることがあります。

関西人しか使わない?関西人でも使わない?「いてこます」の意味についてお伝えします。

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いてこます・いてこますぞの意味

「いてこます」とは、関西弁で「こてんぱんにやっつける」「ぼっこぼこにする」という意味の言葉です。

 

使う場面、使う人によっては『命の危機があるくらい』暴力的な表現になることもあります。

 

暴力的な意味は同じですが、やっつけるではなく強引な性行為を指す意味でもあります。

 

使い分けとしては
〇男性に使う場合は暴力行為
〇女性に使う場合は強引な性行為をする時
となります。

「いてこます」を使う場面とは?

「いてこます」はどんな時に使う言葉かというと、基本的に日常生活で使う言葉ではありません。
また、一般的に口にする言葉でもありません。

「ボコボコにするぞ」「やっちまうぞ」というやっつける的な、相手を脅したり威嚇するときに使います。
喧嘩勃発のきわめて険悪なシーンで登場する言葉といえるでしょう。

 

 

人によっては冗談でよく口にするということもありますが、ほとんどの関西人は「いてこます」という言葉を口にすることはありません。

 

エセ関西人のレッテルを貼られる可能性も潜んでいるので注意しましょう。

 

野次るときに使うことも

喧嘩などの暴力的なシーンではなく、野次で使われることもあります。

 

競馬、ボクシングなど興奮している時に野次で使われるときなど。
このときの意味は
「やれー!」
「行けー!」
となります。

 

「いてこます」の由来は?

いてこますは関西弁、すなわち標準語ではなく方言です。

さらに言うと「いてこます」という方言は関西弁というよりは主に大阪方面で使われることが多いので、大阪弁として認識されています。

意味としては「やっつける」「やってしまう」ですが、由来については諸説あります。
※やって…殺って/犯って

 

由来1:行ってかます

「行ってかます」が語源という説があります。

行って、一発かます

行ってかます

いてこます

という変化をしたという説です。

かます…(害を)与える /食らわす
「かます」も大阪弁として使われている方言です。

 

由来2:岸和田だんじりの引き回し

大阪府岸和田市で行われる勇猛な“岸和田だんじり祭り”の引き回しが語源説です。

だんじりの引き回しは、走りながら進行方向を回転させるもので、祭りの中でも一番の見せ場。

走って行って突っ込んで、回す

行って、込み回す

いて、こます

いてこます

由来3:いてまう

やっつけるを指す「いてまう」としてやるを指す「こます」が由来という説もあります。

いてまう…やっつける/(単なる脅しの意味での)殺る/降参させる
こます…~してやる/してしまう

いてまう+こます

いてこます

やっつけてやる、降参させてやる、という意味です。

 

京都では「いてこます」を使う?

京都生まれ(伏見区)の母に聞いてみました。

使ったことも周りで使っているのを聞いたこともない、という回答でした。
伏見の高校に通っている当時は、かなりガラの悪い不良の部類に入る生徒もいたようですが、「いてこます」に遭遇せずに還暦過ぎまで人生歩んできています。

京都の人はおそらくほとんど「いてこます」という言葉は使わないとのことです。

 

そうはいっても、生まれた地域や育った環境、周りの人の影響で「いてこます」を使う人もいるかもしれません。

滋賀県でも使う人を見たことがありません。(滋賀県生まれ、滋賀県在住)

 

大阪人でも使う人は少ない、というか使わない人口がほとんどなのではないでしょうか。

使っている人がいてもテレビや映画の影響なのかもしれないですね。
「いてこます」が大阪弁でも関西弁でも、常識的な人は口にしない言葉と認識されているので、使うべきではないということだけは知っておいた方が良いでしょう。

さいごに

「いてこます」に『~するぞ』の“ぞ”を付けたのが「いてこますぞ」。
やっちまうぞという脅迫、威嚇として使われる大阪弁という事でした。

こてんぱんにやっつけるという意味になりますが、「こてんぱんにしてやる~!」と言われるとちょっとカワイイ感じがしてほっこりしなくもないです、
さすが大阪弁、「いてこます」は直接言われると恐怖を感じそうな言葉ですね。

関西人、大阪人でもほとんどが口にしないことばですが、格闘技・競馬、そしてTwitter上では意外と使う人もいるようです。
相手やシーンを選んで使うようにかなり注意が必要な言葉となっています!!

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