ゴキブリが家の中に現れると、ショックだし「退治しないといけないけど本当にムリ!」という気分になります。
見えないところに逃げられたとき、どうにかしてゴキブリをおびき寄せて退治できないかな、とできるだけ楽に始末する方法を考えます。
今回は「ゴキブリをおびき寄せる音」についての真相に迫り、どのような音が効果的なのか、また実際に使える対策について解説します。
ゴキブリをおびき寄せる音って本当にあるの?
「ゴキブリをおびき寄せる音」として話題に上がることがあるのが、23kHzあたりの超音波です。
この音がゴキブリを引き寄せると言われることがありますが、実のところ科学的な根拠は乏しいです。
ゴキブリには耳がないため、音を直接聞くことはできません。
空気の振動や環境の変化を体全体で感じ取っているため、特定の音に反応するかどうかははっきりしていません。
実際、ゴキブリをおびき寄せる音が存在するかどうかについては、多くの疑問が残ります。
例えば、一時期「任天堂のWiiが発する音がゴキブリを呼び寄せる」といった噂が広まったことがあります。
しかし、これも科学的な証拠があるわけではなく、どちらかというと偶然や都市伝説的なものに過ぎないでしょう。
ゴキブリが嫌がる音ってどんな音?
一方で、ゴキブリが嫌がるとされる音については、19–22kHzの高周波が効果的だとされています。
この周波数帯の音は人間の耳にはほとんど聞こえませんが、ゴキブリなどの害虫には不快に感じられると言われています。
そのため、超音波発生装置やスマホアプリで高周波を発してゴキブリを追い払おうとする試みもあります。
しかし、これらの対策がどれほど効果があるかは個体差があり、実際に効果があったという人もいれば、まったく効かなかったという人もいます。
いまいち信用できないのであれば、音だけに頼るよりも他の対策と組み合わせる方が良さそうです。
総合的なゴキブリ対策がカギ
ゴキブリをおびき寄せる音や嫌がる音に頼るのは一つの手ですが、それだけで完全にゴキブリを駆除するのは難しいかもしれません。
ゴキブリ対策の基本は、まず侵入経路を塞ぐこと。
そして、食べ物の残りカスや水気をなくし、清潔な環境を保つことです。
また、ゴキブリは温かく湿った場所を好むため、電子機器の周辺やキッチンの裏側に集まりやすいです。
これらの場所を定期的にチェックし、こまめに掃除することが重要です。
ゴキブリが苦手(らしい)音を発生させる装置
具体的な製品としては、22–35kHzの超音波を発生させる装置があります。
これらの装置は人間には聞こえない音を出すため、日常生活に影響を与えずに使用できます。
ただし、壁や家具によって音が遮られてしまうこともあるため、装置を設置する場所には工夫が必要です。
さらに、スマホアプリも手軽に利用できる選択肢ですが、その効果には限界があることを忘れないようにしましょう。
まとめ
「ゴキブリをおびき寄せる音」というのは現時点で確かな科学的根拠があるわけではなく、噂に過ぎないことが多いです。
しかし、ゴキブリが嫌がる音を利用した対策は、一定の効果が期待できる場合があります。
とはいっても、音を使った方法に頼るのではなく、清潔な環境を保つことや侵入経路を塞ぐなど、総合的な対策を組み合わせることで、より効果的にゴキブリを遠ざけることができるでしょう。
コメント