ゴキブリ退治のあと死骸を自分で始末できない時、とりあえず放置するという方法があります。
家族の誰かに頼んで後始末をお願いしちゃいます。
そのときふと、『このままゴキブリの死骸をおいとけば見せしめになって、これ以上奴らは出てこないのでは?』という名案が浮かびました。
しかし家人に「それ意味ないからやめて」と言われて捨てられることに。
そこで知った「ゴキブリの死骸は見せしめにはならない」という事実。
ゴキブリの死骸放置は絶対ダメな理由、そしてGは殺すと増える説についてまとめていきます。
ゴキブリの死骸は見せしめにならない
なぜ「ゴキブリの死骸を置いておくと見せしめになってこれ以上の登場を抑止できる」と思ったのか。
それはカラスでそういう話があるからです。
黒いカラス風のぶら下げるカラスよけも販売されていますよね。
本当に効果があるのかはどうも微妙で、「カラスが減った」という報告もあれば「なんの意味もない」というものもあります。
カラスは頭が良いから危険がある場所は警戒するようになる、ことに期待しての見せしめです。
カラスとゴキブリを一緒に考えるのは無理がありすぎるけど、もしかしたらありえるかと思っていました。
しかし、ゴキブリの死骸は見せしめにはならない。
これが事実です。
ゴキブリの死骸が見せしめにならない理由と放置がだめなワケ
ゴキブリの死骸を置いておくと見せしめどころか「エサを与える」ことになります。
ゴキブリは仲間の死骸を食べる。
なんでも食べるGなので当たり前といえば当たり前。
そんな簡単なことに気づいていませんでした。
ゴキブリの死骸を放置してはいけない最大の理由
ゴキブリの死骸を放置するとかなりまずい状況になる可能性があります。
それは卵が孵ってしまうこと。
退治したGがメスで卵鞘(卵の入ったカプセル状のもの)を抱えていた場合、卵がかえると子どものゴキブリが大量に発生してしまいます。
また、退治できたと思っていても死んだふりをしている場合もあります。
放置すると復活してしまうので確実に処理してしまいましょう。
退治したゴキブリをすぐに捨てられない時
退治はなんとかできたけど、どうやっても自分で処理できない場合は家族や友人に頼むことに。
駆けつけてくれるまで放置するのは避けたいので、一時的な対処法を紹介します。
それは何かをかぶせておくことです。
・豆腐や果物が入っていたパック
・コーヒーなどのカップ(缶ではない)
床と容器に隙間ができないようにピッタリかぶせてGの死骸を覆っておきます。
死んだふり対策として上に何かをのせて置くかマステなどのはがしやすいテープで固定しても良いと思います。
駆除したゴキブリが見せしめになるケース
死骸は見せしめになりませんが、生け捕りした場合は見せしめになる可能性があります。
一匹のゴキブリがゴキブリホイホイにかかるとそれ以降は別のGがかからない。
たまたまかとも思うんですが、ゴキブリは警告フェロモンを出すと言われています。
仲間に危険を知らせる物質を体から出す、というのがそれです。
「こっちにきちゃダメ!!」と仲間に伝えているってことですね。
どのくらいの見せしめ効果があるのかわかりませんが、警戒して出てこなくなるだけで数が減っているわけではないのでありがたいようでそうでもないかもしれません。
ゴキブリを殺すと増える?
ゴキブリにまつわる噂で「叩き潰すと卵が飛び散る」というのがあります。
この噂は間違いで、ゴキブリを潰しても卵は飛び散ったりしないようです。
卵が無数に散らばるということはないですが、コロッとした卵を落としてしまうことがあります。
小さい卵をたくさん抱えているのではなく、卵鞘(らんしょう)という固い殻がありその中に小さい卵がいくつも入ってる状態。
落ちた卵鞘は母親であるGから離れることで孵化する確率は下がるといわれています。
でも、孵化することもあるので放置はできません。
退治したときに卵をまき散らして増えるというのは間違いですが、落とした卵鞘(らんしょう)から卵が孵化して増える可能性はあります。
「殺すと増える」という説は「殺したから増える」ではないですが「殺しても増える」ということになるのではないでしょうか。
卵を抱えたメスかどうかはわからないので、駆除するときはなるべく衝撃を与えないように。
卵鞘(らんしょう)を落としたかどうかわかるように、見通しの良い所で退治するのがよさそうです。
さいごに
退治したゴキブリは死骸を置いておいても見せしめにはならない、逆にエサを与えることになるということでした。
仲間を糧にするのはしぶとくてスゴイですが、とても迷惑です。
駆除したゴキブリはできる限り速やかに処理する事ですね。
あまりGが出ないだけに見かけるととても恐怖です。
ついつい叩きすぎて潰してしまうので、復活の確率はゼロですが卵を落とされているかもしれなくて恐ろしい('Д')
退治する場所は掃除しやすく、卵鞘(らんしょう)の確認しやすい所がベストです。
色の濃いカーペットの所で駆除するのは、卵鞘(らんしょう)の確認がしにくいので注意が必要です。
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