絶対に家にいて欲しくない虫ナンバーワンのゴキブリ。
存在感がハンパないです。
だれも無視することができません。
蚊やハエ、ハチやムカデやダニといった虫たちのほうが、ずっと私たち人間に害があるのにゴキブリばかりが嫌われるのは不思議。
特に刺したり噛んだりすることもないゴキブリですが、なぜ害虫として敬遠されるのでしょうか。
その理由をお伝えします。
ダントツで「見た目が気持ち悪い」という不快感を与える
害虫の「害」は大きく3つに分けることができます。
不快害虫
衛生害虫
経済害虫
不快害虫というのは、たんに見た目が気持悪いだけでそれ以外は無害と言ってもいいくらいの虫。
ゴキブリはまずは、この「不快害虫」に当てはまります。
嫌いな理由として
・黒光りしているのが気持悪い
・かさかさと素早く動くのが気持ち悪い
・長い触覚が気持悪い
などがあります。
見た目だけでどうしようもなく嫌われて害虫扱いされているのであれば少し気の毒になりますが、ゴキブリの害はこれだけではありません!!
ゴキブリは恐ろしい菌を保有していることがある
害虫の「害」の2つめの「衛生害虫」。
これは衛生上の害をもたらす害虫で、菌やウイルスといった、病原体を媒介して感染症の原因となります。
蚊やダニなど、おもに刺したり噛んだりするものがあります。
ハチのように直接攻撃してきて危害を加える虫も入ります。
ゴキブリも、まれにですが噛むなどの攻撃してくることがあります。
それより恐ろしいのは、全身に雑菌をまとっていること。
ゴキブリは下水やトイレにいたり排水溝から侵入して来ることがあります。
その時に、菌やウイルスを体に付着させることになります。
ゴキブリ自体は全身を油膜のようなものでコーティングされていて菌の影響を受けませんが、その雑菌・ウイルスだらけの体でキッチンや子供部屋にも出てくるのです。
保有している菌の例:サルモネラ菌、大腸菌など
これらの菌を絶対に持ってるわけではありませんが、どんな菌があるかわからないから怖いのです。
ゴキブリ本体だけでなく、死骸やフンにもウイルス・菌がついているのです。
また、死骸やフンはアレルギーの原因にもなります。
アレルギーやぜんそくの原因といえばハウスダストですが、ゴキブリも十分原因となるのです。
まだありますよ、ゴキブリの害。
食べ物や家電にも被害を及ぼしている
害虫の「害」の3つめ、「経済害虫」。
ゴキブリはこれにもあたります。
ゴキブリが触った食べ物、絶対捨てますよね。
ウイルスや菌が付着しているかもしれないので、という以前に生理的に無理です。
また、どこにでも入り込む、もぐりこむことができるので、家電に入っていることがあります。
電化製品にはいりこみ、内部の基盤に触れて、悪いことに漏電を引き起こすことがあります。
コンセントのなかや配電盤に入りこんで火災の原因にもなります。
ゴキブリの良いところ、役に立つところ
いかがでしょうか。
ゴキブリが害虫と嫌われるのも当然という感じです。
いなければいいのに、と思ってしまいますが実は役に立つこともあります。
それは、食べ物になるというところ。
そこらへんにいるゴキブリはクモのエサになったりしますし、動物のエサとして清潔な状態で繁殖されていたりもします。
日本ではゴキブリを食べる習慣はありませんが、外国では食用のゴキブリもいます。
さいごに
家に出るゴキブリはどこから来たかわからないので、汚いと思って間違いないですね。
退治するときも、できるだけ飛び散ることなくやっつける必要があります。
死骸も素手では触らずに処理しましょう。
おそらく家で家族がゴキブリを嫌って退治するのを見て、子どももゴキブリが嫌いになるのではないでしょうか。
小さい子どもにとっては、始めてのゴキブリもカブトムシもクワガタもムカデも同じ。
何が危険で汚いかを教えることは大切ですね。
幼い子供がゴキブリを手で捕まえて遊んでいたら・・・。
かなり恐怖です。
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