3歳9か月、息子のトイレトレーニングがほぼ終了しそうです。
なかなかの道のりでした。
もう紙おむつは買わない!と決めてからも心が折れてやっぱり買おうと思ったこともありました。
上の子の時に使用した布おむつでふんどし育児も挑戦してみました。
おむつカバーが必要ないのでふんどしはナイスなやり方だと思ったのですが、全然うまくいかなかったです。
今回は私が失敗してしまったものの、トイレトレーニングとしては有効であろう「ふんどし育児」についてお伝えします。
ふんどし育児のメリットとは
ふんどし育児は布おむつをもう少し簡単にしたやり方です。
コスト面では紙おむつと比べられることが多く、初期費用の布おむつとひもなどがあればそれ以降はかかりません。
紙おむつでは蒸れてかぶれてしまう子どもも、布おむつならかぶれにくいというのも、選ばれる理由です。
オムツ替えも、通常の布おむつ育児とは違っておむつカバーを使用しないので引っ張るだけでOKと簡単です。新しいオムツをはさみこめばおむつ替えが完了します。
ローコストでごみが出ないというメリットがありますが、デメリットももちろんあります。
ふんどし育児(布おむつ育児)のデメリット
まず、洗濯が大量に必要です!
おしっこがしみ込んだ布おむつは下洗いをしたり付け沖してから洗濯機で洗う必要があります。下洗いなどせずに洗濯カゴにいれておきある程度たまってから洗おうとすると、かなりの臭いが発生していて、洗濯機で洗っても臭いが残ることがあります。
また、尿漏れ・便が漏れることは当たり前!
月齢や年齢によりますが、尿の量が増えてくると吸収が足りなくて漏れます。
ウンチは出たら即座に交換しないと、柔らかいと漏れるしコロコロだと落ちるし、放置すると座ったりしてはみ出すなどなかなか大変です。
逆に考えれば便意を感じ取ってあげることができれば、すぐにふんどしをはずすことができるのでスムーズに便器やおまるに座ることができるのです。
そして、お出かけのときはおむつカバーが必要かもしれないです!
ふんどし育児の場合、布おむつがそのままさらされているのでズボンなどをはかせて出かけますよね。
外出中におしっこをしたらそのままズボンに浸み出てきます。排泄パターンを100%わかっていないなら外出の時だけはおむつカバーや紙おむつが必要になります。
ふんどし育児 やり方・巻き方
それではふんどし育児のやり方についてです。
用意するのは輪おむつとおむつバンド。
おむつバンドは通販でも手に入りますが100均のヘアバンドを利用している人も多くお手軽です。
太めの平ゴムを布でくるんで(シュシュのように)手作りすることもできます。
使い方はバンドを腰に装着して、股に布おむつを当てがってバンドで抑えるように挟むだけです。
View this post on Instagram
「越中ふんどし」のようにひも付きにしたりひもを通すというやり方もあります。
おむつバンドが毎回濡れて面倒なら、最初からひも付きにしてもいいかもしれません。
ふんどしの巻き方は
後ろからふんどしの布部分をお尻にあててひもを腰で結びます。
ウエスト側のひもに後ろから股に当てた布をはさみこんで出来上がり。
前にひらひらとしたふんどしの先がはためくスタイルです。
これはおむつ替えの時にスルっと布を抜き去ることができないので慣れないと不便かもしれません。
実際、ひもを通したふんどしを試したところウンチが出て、交換にてこずりました。
ふんどし育児・おむつなし育児を続けるのに必要なこと
オムツなし育児や布おむつ、ふんどし育児は紙おむつよりずっとずっと手が掛かります。
子育てを楽しむという気持ちがなければ、かなりキツい生活になると言ってもいいかもしれません。
これらのやり方をしていればトイレトレーニングがスムーズにいく、おむつはずれが早いという人もいますが、絶対ではありません。1歳になる前にオムツが外れる!と言われたら頑張ることができそうですが、4歳までかかるかもしれないと思ったら心が折れるのではないでしょうか。
オムツなし育児では、小さい子どもの排泄のサインをくみ取る必要もあって、家事に追われている状況では毎回気づくのは無理があります。
漏れてしまっても、全然気にせずに掃除ができる心の余裕があれば続けることができるでしょう。
ふんどし育児も同じようなもので漏れるのはほぼ確定しているので、床に漏れてもおむつが汚れても動じない心で対応する必要があります。
いつになったらオムツが取れるのかしら
また漏らした!
もう嫌!!
私はかなりこんな状況でトイレトレーニングをしていました。
ふんどしは息子の拒否にあい断念しましたが、普通の綿パンツですごしていても漏れるたびにイライラしていました。
掃除も洗濯もおおらかな気持ちでできて、漏らしてしまった子どもにも怒ることなく接するゆとりが大事です。
イライラしていたのもあって、息子のトイレトレーニングがスムーズにいかないのか?と悩むこともありました。
いくら母に「大人になってもオムツの人はいない」と言われて、わかってはいても私自身が4歳前になってもトイレがちゃんとできないのは嫌だ!と思っていました。
昔は布おむつもなかった
江戸時代くらいの状況を調べてみると、そのころは一般的にはおむつはしていなかったようです。
布自体が高価で、庶民は古着を着て、しかも着れなくなってもその布がボロボロになるまでリサイクルをして最後まで使っていたような時代です。
昔の庶民の絵などを見ても、小さい子どもは金太郎の腹掛けのようなもの1枚で下半身は裸みたいなのが多いです。
普通に垂れ流し状態ですよね。
以下は私の勝手な見解なんですが・・・。
子供はたいてい日中は外で遊ぶので、家では漏らすことなく過ごしていたはず。
家の中も住宅事情的におしっこなどで汚れることはなかったのでしょう。身分によって家の作りが違いますが、農民は土間で生活していたようなので、おしっこが漏れてもあまり問題なかったのかもしれません。
もしかしたら、子どもの排泄パターンをちゃんと理解していたかもしれないです。
今でもアフリカなどのお母さんは赤ちゃんにオムツを付けることもなく、おしっこの時もウンチの時も出る前に気が付くようです。
私たちも子どもの様子をきちんと観察していたら、排泄前に排泄するのがわかるはずなんですよね。でも周囲の助けもなく、育児も家事もこなさないといけない状況では不可能に近いもの。
紙おむつはものすごく便利ですが、子どもとのコミュニケーションをもっと密にとる必要性があるんだなと思います。
さいごに
新生児でも排泄のサインがあって、タイミングが合えばおまるなどで排泄させてあげられるようです。
私は全然わかりませんでした。新生児どころか3歳の息子もおしっこが出る前にどんなサインがあるのかすらつかめていません。
心に余裕があれば、もうちょっと注意深く子どもを観察できるのかもしれない、と思います。
余裕・ゆとりって大事ですね。
布おむつでもふんどしでも、ゆとりさえあればどっしり構えていられるはずなんです。
でも、床におしっこが漏れると一人で大騒ぎしそうになります。トイトレが進まなくなりそうなので、心の中で大騒ぎして平静を装いつつ雑巾で尿を拭き、濡れたパンツとズボンを洗います。
最近やっと9割方はトイトレ終了ですが、一度お漏らしするとその日は何回も繰り返してしまいます。
どうやら漏らし癖がついちゃうようですね。
でもここで尿モレパッドや紙おむつを使うと、絶対垂れ流し癖まで後退しちゃいます。
一度パンツ生活に入ったら、紙おむつに頼るのはやめるべきだということだけは言えますね。
あと、息子は3歳でいきなりふんどしは拒否反応が大きかったです。ふんどし = カッコイイ という図式があれば喜んで装着してくれそうですが、なんかカッコ悪いと思われたら最後、ふんどし着用はほぼ無理です。
コメント