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赤いクワガタの毒と症状、そして対処法は?夏休み、子どもがつかむ危険性も!

九州・沖縄など南方系でしか見られなかったはずの赤いクワガタ(ヒラズゲンセイ)。

温暖化の影響で北上、生息域を広げつつあり危険性が高まっていると騒がれています。

毒があるために危険視されているのですが一体どのような毒、そしてどんな時に毒にやられてしまうのか、そうなったときの対処法についてお伝えしていきます。

赤いクワガタとはどんな昆虫?

ヒラズゲンセイ

甲虫目 カブトムシ亜目 ツチハンミョウ科 ゲンセイ亜科

大きさ:2.2㎝~3.1㎝出現時期:5~8月

生息地域:沖縄・九州・四国・本州

鮮やかな朱色をしており、パッと目を引きます。頭、胸、腹が赤く、顎や足、触覚は黒色をしています。

近畿地方で初めて見つかったのは1976年和歌山県、その後は兵庫県、大阪府、京都府、滋賀県、三重県と年々列島を北上しています。

関東地方ではまだ観測されてはいないようですが、温暖化の影響もあり関東で目にする日も近いかもしれません。

「赤いクワガタ」と注目を浴びていますが、正しくは“クワガタに似た”もっと言うと“コクワガタによく似た”虫ということです。

虫好き、昆虫をよく捕まえる、図鑑で虫をよく見ている子どもであれば間違うことはないのではないでしょうか。

 

クワガタではない

虫に興味がなかったり、自然界で赤や黄色の生き物、食べ物は危険だということを知っている大人であればあえて触ろうとはしません。

ただ、これから夏休み、子どもたちが虫捕りに励む時期になります。

 

珍しい、今までに見たことのない赤い虫、しかも少々クワガタに似ているとなると捕まえてしまうのも仕方のないことです。

学校で注意喚起をしてくれるとありがたいのですが、自己防衛は大切です。おうちで画像などを見せて赤いクワガタ風の生き物の危険性を教えてあげてください。

ヒラズゲンセイ(赤いクワガタ)の毒[症状や毒を受けるシチュエーション]

毒虫というと、一番にスズメバチを思い浮かべるかもしれません。最悪の場合、一体どうなってしまうのでしょうか。

 

ヒラズゲンセイは体液が有毒であり、カンタリジンというものになります。

ヒラズゲンセイ自身が身の危険を察知すると体や足の関節から体液を出してきます。

ということは刺激しなければ平気。捕まえようとしなければ特に問題はないのです。

つい触ってしまったり、捕まえて毒を出されてしまったときの症状は、体液が付着した皮膚がかぶれたり水ぶくれになるということです。

なんだ、噛んだり刺したりしないのか、とすこし安心してしまいます。

 

ただ、たいてい虫を捕まえてくるのって子ども、しかも男子です。つかんだ手で目をこすったり何か口に入れたり、おトイレに行って・・・。

目や口、陰部についてしまうとかぶれたときに炎症がひどくなることもありますので、これは本当に注意が必要です。

赤いクワガタ風-ヒラズゲンセイの毒にやられたときの対処法

すぐに水で洗い流す

とにかくこれ。

 

蜂やマムシほどの毒ではないので、病院に行く人もほぼいないようです。

洗い流したうえで、あまりにもかぶれがひどいようであれば、医療機関に行きましょう。たいていは抗ヒスタミン含有のステロイド軟膏が処方されます。

先ほど書いたように、目をこすってしまったりと粘膜に付着させてしまった場合は医療機関に行くことを断然進めます。

まとめ

ヒラズゲンセイ(赤いクワガタ)について書いてきました。

 

虫嫌いからすると、不自然に赤くて、クワガタぶっている様子が嫌だな、と感じるかもしれません。

しかし見方が違えば珍しい色で「かっこいい」と感じるのも事実。ちょっと仮面ライダーに似てるところもあるので、少年の心をくすぐるようです。

くれぐれも触って刺激を与えないように、できれば捕まえないように注意していきましょう。

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