鏡餅を食べる日、鏡開きをする日のことですね。
2022年の鏡開きの日は1月11日(火)になります。
鏡餅を食べる日(鏡開きの日)は一般的には1月11日ですが、地域によっては違う日になります。
地域によって違う鏡餅を食べる日と、鏡開きのやり方についてチェックしていきたいと思います。
地域別の鏡開きの日
<松の内が1月7日までの地方>
関東や九州など多くの地域が1月11日に鏡開きをします。
本日は鏡開き。鏡餅は刃物などで切ることを忌み、手や木槌等で割るのをしきたりとします。正月はおめでたいことから切るとせずに開くといいます。 pic.twitter.com/QcnBr8OKrv
— 高野山 青巖寺@南山坊 (@nanzanbou) January 11, 2020
高野山は1月11日。
・1月15日
関西を中心とした地方では松の内が1月15日までとなり、鏡開きは15日か20日にします。
・1月4日
京都(と一部近隣の地域)
松の内にこだわることなく、正月三が日が明けたら鏡開きを行います。
京都以外の関西では1月15日(20日もあり)で
関西以外の全国区で1月11日に行います。
(一部例外はあります)
松の内とは?
お正月というのは年神様をお迎えする行事です。
年神様の依り代(よりしろ)となるのが“鏡餅”。
松の内という言葉は「門松を飾っている期間のこと」で、お正月飾りを飾る期間のことです。
その間は年神様がいらっしゃると考えられています。
年神様がいらっしゃる期間、門松を飾っている期間が関西では15日までで、ほかの地域が7日までとなっています。
鏡開きのマナーとは
年神様が去られたあとの鏡餅には年神様の力が宿っていて縁起が良い食べ物です。
それをいただくことで力を授かることができて、その年1年間の無病息災を願うというのが鏡餅を食べるということ。
ここで鏡餅を食べるために大きいサイズを小さくするわけですが、「包丁で切ってはいけない」というのがマナーとなっています。
これは「鏡開き」の行事が武家から始まったことが由来しています。
どうやってお餅を小さくするかというと、手で割り砕いたり木槌を使てってたたき割るんです。
で、「割る」という表現も印象が悪いのでわざわざ「開く」という回りくどい言い方をします。
「開く」という言葉は「末広がり」をイメ―ジして縁起が良いかららしいですよ。
年神様から力を分けていただくというありがたい行事なので、小さなかけらもしっかり食べることが求められます。
鏡餅は食べなきゃダメ?捨てるのは?
鏡餅は空気が乾燥しているとひび割れてきますが温かくて湿度が高い環境にあるとカビますよね。
カビが生えた餅はさすがに食べられないので捨てたくなります。
丸ごと捨てるのは縁起が良くないですが、全部食べるのは無理なのでそういう時は包丁でカビの生えている部分をこそげ落とします。
『包丁はダメなのでは?』となりますが、そこまで縁起を気にする必要は無いかと思います。
昔の冬は乾燥していて屋内でもかなり寒かったはずですが、現代では家の中は程よく温かいし乾燥しないように加湿だってしています。
鏡開きを小槌でしていた時代と比べて環境が違うので、そこまで昔通りに従うことはないのではないでしょうか。
鏡餅が硬くて開けない
小さな鏡餅なら自然にひび割れてきて、手でももげるほどになります。
バリバリの鏡餅を
鏡餅は手で割り…←簡単に割れた
鰹節でお出汁をとり…
焼いた鏡餅を入れて…
お雑煮とぜんざいが出来上がりました♪??"??"(?´?`?)??"??"美味しかったよ!#鏡餅 #鏡開き pic.twitter.com/m2uJaY0zyX
— 珠璃*・。゚?*゜ (@heliostitanes) January 11, 2015
もう鏡餅が割れた。
めでたしめでたし(^^) pic.twitter.com/IwEe7xQt3U— ひろし横浜70キロ (@Hiro777zero) December 31, 2018
これくらいなら叩いたら簡単に砕けそうです。
大きかったり厚みのある鏡餅はいい感じにヒビが入ってくれないことのほうが多いです。
水につけてレンチン
硬くて割れそうにない場合
①半日ほど水に漬ける
②電子レンジで8分ほど加熱
③軟らかくなったところを手で千切る
ふやかして加熱すれば、調理しやすくできます。
金槌でたたき割る(開く)
硬いけれどよく乾燥していてヒビがはいっていたら、アイスピックと小槌で細かくすることができます。
木槌だけで叩き崩せればその方がいいでしょう。
あまりに硬い場合は金槌を使います。
叩くと破片が飛び散るので、布などをかぶせてから叩きます。
こんなふうにきれいにできると気持ち良いですよねー(^^)/
もともと武家の文化として始まった鏡餅ッ!
「切る」は切腹を連想させ、「割る」も縁起が悪いため、末広がりの意味のある「開く」が使われ、鏡餅を割って食べる行事を「鏡開き」と呼ぶようになったそうだ…ッ!
私はかびないようにおかきなどを作るが、最近は中が個包装のものもあり、便利だッ! pic.twitter.com/YreJjLk5Tk— ライスライダー (@RiceriderZennoh) January 12, 2021
鏡開きノマナーは守らない?!
鏡餅を食べる日、うちでは何年も前から包丁で普通に切っていました。
母が切っているので、私が縁起うんぬんで叱られることもなく、餅は包丁で切る物だと思って育ってきました。
気になって聞いてみたら「細かいのが飛び散ってどうにもならない」のが理由でした。
あと、よくカビるから、というのも理由にの一つ。
「切る」はダメで「開く(という言葉を使うけどやることは割る)」のが正解ですが、わりとそういうマナーは置いておいて包丁で切るご家庭もありました。
口にださないだけで、わりとみんな切ってるのではないかと思います。
鏡餅は鏡開きまで置いとくとか包丁で切っちゃだめとか言ってる場合かーーー
カビるし食べきれないし
8日にはまた八日薬師でお餅が増殖するのです代々伝わる百年以上経ってる餅切り包丁
餅を切るために特化したこの形っ?? pic.twitter.com/sNzndBnMBy
— きみどり (@kimidori99999) January 5, 2021
鏡開きと言えば、まだ実家でしている行事。何度か「小餅入り鏡餅」を薦めてみたけれど耳を貸さず、昔ながらの大きな鏡餅にこだわり、大きな(そのことにしか使わない)包丁で切る。昨年は、久しぶりにその場に居合わせて見ることができて、感慨深いものがあった。おぜんざいが殊の外おいしかった。
— のりぴ (@norippin) January 10, 2011
実家では切るけど、嫁ぎ先では「開く」を実行している場合は、嫁ぎ先のやり方に任せておくのがいいと思います。
常識がないと言われる可能性があるので。
包丁で切るのも「開く」と呼べば良い
鏡餅を「切る」のは切腹を連想させるのでダメ。手や木槌などで「割る」の良くないが「開く」と言う表現を使うことで回避。なるほど。
…いや、魚捌く時包丁で「開く」んだから包丁でも良くね!?!?!???と思った鏡開きでした。— もやし丸 (@hykwjun) January 11, 2021
魚の開きは包丁で切ってるので、鏡餅も切るけど表現だけ「開く」にすれば問題無いんですよね。
さいごに
マナーとかしきたりって難しいですよね。
現代の感覚に合わないというかなんというか。
でも、常識として「鏡餅は切るでも割るでもなく開く」だということを知っておきたいですね。
鏡餅を食べる日は、前日からおぜんざいの用意をして楽しみにしています。
鏡開きをした餅はやきもちよりも茹でる・煮る・炊くのが食べやすいし美味しいです。
両親が京都出身なので1月4日が鏡餅を食べる日になってます。
カビる前に口にできるので、11日とか15日よりもちょっとお得な気がします('ω')
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