子連れでの外出あるあるですが、トイレの心配は子どもが大きくなるまでずっと付きまといます。
旦那さんや母親、連れの大人がいてくれれば悩むこともあまりないのですが、ママ一人で子どもをトイレに連れて行くのはとても大変です。
多目的トイレに、子連れが入ることについて色々文句を言う人もいますが、本当に使っちゃダメなんでしょうか。
子連れでのトイレに困った経験は数知れません。
今回は、子連れでの多目的トイレの使用についてご紹介します。
子連れ外出でのトイレあるある
子どものトイレ
・トイレの近くで、おしっこを聞いても「大丈夫」と言ったのに、買い物を始めたとたんに「やっぱり出そう」と言い出す
・トイレトレーニング中はオムツで外出するかパンツにするか迷う
・「漏れそう」と子どもが言うから急いでトイレに行くと長い列ができている
・使っている人がいないから女子トイレにある男の子の小便器を使いたいがやり方がわからない
・トイレに行ったからと安心していたら、店内で漏らした
・オムツ交換をしたいが、トイレに交換台がなかった・壊れていた
・トイレの時に手助けが必要な子どもが二人同時に漏れそうになる
大人のトイレ
・ママがトイレに行きたいけれど、子どもを外で待たせておくと不安・心配
・ママのトイレに一緒に個室に入ったのはいいが、実況中継される
・まだママがおトイレ中なのに鍵を開けて出ようとする
・生理中は一緒のトイレに入るのをためらう
まだまだ、書ききれないほどのトイレのトラブルがありますよね。
私も、子どものトイレトレーニングが保育園で始まったころは一緒に入ると「上手にシーできたね♪」と大きな声でほめてくれて、周りに聞こえるのが恥ずかしかったです。
他にも、5歳と3歳の子連れで結婚式のためにホテルに行ったときのこと。
広い個室のトイレがなかったので、ホテル内で安心かと思い、個室の外で待たせていました。用を足していると、後から来た人とお話ししています。しかも自分たちから積極的に話しかけている様子。
なるべく急いで済ませて出ると、着物を着た上品な感じの年配の女性が2人。「賢く待っていましたよ。」と言われて、「ご迷惑をおかけしました・・・」というしかありませんでした。
個室で子連れのトイレは何かと大変、広ければ楽なのにと思ったらあるじゃないの!
多目的トイレという存在が。
多目的トイレは使ってもいいのか?
せっかく広くて使いやすい大きな個室トイレがあるというのに、多目的トイレを子連れが使うのは非常識という声もちらほら耳にします。
私も子連れでしょっちゅう利用します。
お年寄りの方が出てくるのは見たことがありますが、車いすの方とすれ違ったことは今までありません。
多目的という名前が使われているので、体が不自由な方以外でも使用していいんです。
ただ、身障者の方を優先するべきだということなんですね。
「身障者専用」と書かれていたら、専用なので、健常者は使用禁止です。
ただ、たいていの場合は「優先」とされていますので、絶対使ってはいけないわけではないです。
多目的トイレマークでの案内がされていますが、大きく車いすが描かれているものもあれば、(老人)杖を突いた人・妊婦さん・子連れ・オスメイトの方(お腹に+マーク)が描かれているものなどいろいろ。
「どなたでもご自由にお使いください」
と書かれていることもあります。
身障者の中でも車いすの方は絶対多目的トイレでないと用が足せないのが個室トイレの現状です。
狭すぎては入れませんし、移動のためのスペースもありません。
ですので、車いすの方が多目的トイレの近くにいる場合は自分達が入るのは後にして、待つほうが良いでしょう。
多目的トイレを使って出てきたときに、「健常者が使うな」「子連れが使うところではない」などと罵声を浴びせられるということも多々あるようです。
そういう時は言い返さずに、スルーすればいいのですが、子どもがびっくりしているようであれば、誰でも使って大丈夫だとフォローしてあげましょう。
身体の不自由な方を先に使わせてあげるのがルールだと、子どもが理解できそうであれば教えておくといいでしょう。
そもそも、おむつの交換台が備え付けられてるところもあるので、使ってはいけないということはないのです。
多目的トイレには大きなベッドがあるのですが、これは介助用ベッドです。
身体が不自由な方は、重度の障害をもつ小学生や中学生、高校生、大人、年齢を問わずオムツ交換が必要な場合もあります。
荷物置きに使うことがあるかもしれませんが、使った後はきちんと元通りに畳んだりしましょう。
使っていても使っていなくても、最初からベッドが出ていた場合は、出る前にきちんと畳んだり壁側に倒したりと収納しておいてください。
車いすの方が通れないなどの不都合が起こる原因になります。
また、多目的トイレ内にある洗面台のようなものなんですが、おむつ替えの便が手に付いたなどというどうにもならない場合以外は使わないように。
通常の洗面台とは違った形状の洗い場、それはある目的に使うものなんです。
多目的トイレの2つ目の洗面台はオスメイトの方用
多目的トイレに、洗面台が2つあることがあります。
一つは手洗い用、もう一つはオスメイトの方用の汚物流しなのです。
以前、子どもが手洗いの洗面台だと思って、流しのところに手を突っ込みそうになったので慌てて止めました。
この汚物流しは、排泄物を捨てるところです。
この流しを必要として利用している人がいるということを教えてあげられると良いのですが、まだわからない小さい子どもは、手洗いの場所に連れて行ってあげるようにしたほうがいいですね。
6歳くらいになれば、説明してあげればちゃんとわかってくれるはずです。
シャワーがついていることが多いので、遊びたがるかもしれないので、手を洗うところではないということだけは教えておきましょう。
さいごに
多目的トイレに子どもを連れて行くのは、周りに身障者の方がいないことを確認してからのほうがいいです。
入るときにいなくても、出るときに待たれていると少々申し訳ない気分になるのは仕方ありません。
子どもの用を足すだけではなく、子どもに待っててもらってママが用を足すときの注意点があります。
非常用のベルやブザーを押されないように気を付ける、目を離さない、近くにいてもらう!です。
過去2回、娘と息子に1回ずつ、非常ベルを押されました。
1~2分で警備員さんがやってくるので、逃げるわけにもいかないので、事情を説明して謝りました。
非常ベルは具合が悪くて体が動かなくなったときなどに使うものです。
3箇所くらいについていることもあり、子どもがボタンを押したくなる雰囲気たっぷりです。
足もとについていて子どもに押しやすいのも難点ですが、倒れた時のためにあの位置なのでしょう。
多目的トイレの利用をするときはくれぐれも、非常ベルには気を付けてしましょう。
コメント